食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

腸内環境は健康な人でも意識した方が良いかもしれませんというお話

こんにちは。今回は腸内環境のお話をしたいと思います。最近になってその重要性は頻繁に取り上げられるようになり、注目も集まり研究も盛んに行われています。その影響からか食品業界もこぞって腸に良いという商品を扱ったり、腸内環境を整えるということをアピールした商品を売り出しています。「乳酸菌○○」「腸に生きて届く○○菌」「お腹の調子を整える」などなど…。スーパーやコンビニでやたらこういった文句を目にして飽き飽きしている方もいるかもしれませんね(笑)

しかし、腸内環境を整えることのメリットは、キリがないほど挙げられると言っても過言ではないということをご存知でしょうか。
健康な人はもちろん、些細な不調を抱えた人、慢性的な疾患、様々な重い病や体質の問題にも関与しているとすれば今まで「何となく良いと聞いたから」、「便秘や下痢などかあるから」など考えていた方も、腸のことは生まれてこのかた考えたことがないという方も少しは関心を持っていただけると良いなと思います。

それではまずはメリットについて挙げられるだけ挙げてみます。

・便秘や下痢、お腹が弱い体質の改善、IBSも含めた胃腸の疾患の改善
・免疫力を高めることにより、風邪をひきにくくしたり、病気や怪我からの回復を早める。感染症や花粉症になりにくくなる。
・脳機能を向上させ、認知症アルツハイマーの予防、記憶力、集中力、学習能力を高める。
・老廃物が貯まりにくい体になり、血流が改善。血圧の問題、美肌、冷え性やむくみの改善、髪や爪のトラブル改善、循環器系の疾患の予防や改善にもつながる。痩せやすい体にもなり、ダイエットにも効果的。口臭や体の匂いを抑える効果も。
・抗炎症、アレルギー抑制。上記の花粉症に加えリーキーガット、副腎疲労、ニキビ、アトピー性皮膚炎、口内炎が出来やすいなどのアレルギー関連問題の改善
・血糖値コントロール改善、機能性低血糖の改善、糖尿病及びその合併症の予防と改善。食欲を落ち着かせる効果も。
更年期障害月経前症候群などのホルモンが関与する女性疾患の緩和。
・栄養素吸収率が上がる。貧血解消、めまいや動機、慢性疲労、易疲労、だるさなど栄養素の不足やエネルギー不足に伴う不調に。
・治らない精神疾患、うつ、ストレスに弱い、怒りっぽい、イライラしやすい、落ち込みやすいなどの性格に関与また、衝動的な行動や感情を抑制するなど精神的な問題、大きな効果が期待できる。

書かれているものを読んでいるうちにこう思った方もいらっしゃるかもしれません。「ほとんど全部の病気や疾患、不調があてはまるじゃないか」…その通りなのです。実は腸内環境を整えればほとんどの体と心の問題は解決すると言われているそうなのです。自分も以前は「またテレビで腸内環境の話してるな」くらいにしか思いませんでしたが、いざ調べてみるとここまで効果があると知り、非常に、非常に(大切なことなので2回言います)驚きました。

さてそんな大切な腸内環境ですが、どうすれば改善できるのか。テレビでも雑誌でもネットでも色々な事が言われていますが、自分なりにまとめてみましたので宜しければ参考にしてお試ししていただけるとお役に立てるかもしれません。
・ストレスをとにかく無くす(ストレスは胃はもちろん腸内環境も悪化させます)
・食物繊維の摂取(野菜だけではなく、果物、海藻、きのこ類、大豆製品など色々な食品から摂る事をおすすめします。イヌリンパウダーやアップルファイバーなども良いですが、接種しすぎや自分の体調に合わないと余計に腸内環境が悪化してしまいますので必ず様子を見て摂取してください。)
・水分をしっかりととる(食物繊維を摂取するということにも関係しますが、水分不足だと腸内に不要な物質が蓄積したり、食物繊維ばかりが溜まってしまったりすることもあります。)
マグネシウムを摂取する(便を柔らかくすることで不要な物質、便を押し出す効果があります)
・グルタミンの摂取(今までお話したかもしれませんが、グルタミンは腸の壁の細胞を修復してくれます。それにより栄養を吸収しやすくしたり、腸の炎症を抑えたり、腸内の様々な問題の改善効果が期待できます)
ビタミンAビタミンDの摂取(ビタミンAは細胞の再生や粘膜形成に必要なのはご存知の方も多いかもしれませんが、ビタミンDはグルタミン同様に傷ついた腸の壁を修復してくれることが最近の研究で発見されたそうです)
・十分な睡眠と運動(座ってばかりの生活では腸が刺激されず、蠕動運動が起こりにくくなり、便が出にくくなってしまいます。また睡眠不足も神経に影響を及ぼし、排便に関わる神経が鈍くなったり、睡眠時間が短くなるだけでもストレスとなり腸内環境は悪化してしまいます)
EPADHA、中鎖脂肪酸、適度な飽和脂肪酸など良質な脂質をバランス良く摂るように心がける。(油は腸の細胞や粘膜の形成に不可欠なだけでなく、排便をスムーズにする働きもあります。また、EPADHAは神経正常化効果もあるため腸につながる神経の働きも整え、腸内環境改善に効果を発揮してくれるそうです)
乳酸菌の摂取
・消化酵素を摂取する(これは消化力が弱く、食後もたれてしまいがちな方、排便にお悩みがある方、リーキーガットや低血糖、副腎疲労がある方に特におすすめです。)
・発酵食品を食べる(ザワークラウト、乳酸発酵野菜ぬか漬け、納豆、みそ、しょうゆ、血糖値や体調に問題がなければ甘酒や麹、酒粕、ヨーグルト、豆乳ヨーグルトなど)
オリゴ糖の多い食品(根菜、玉ねぎ、らっきょう、にんにくなど)を摂る(腸内細菌の餌となり菌の働きを活発にし、腸内環境の改善につながります)
などなど…。

いかがでしたか。もう知っているものもあったかもしれませんが少しでもためになるものがあったなら幸いです。
これらも含めて今まで色々な腸内環境改善法を試したけれど上手くいかないという方はご相談くださればもっと別な方法もご紹介できるかと思いますのでご遠慮なくコメントなどいただければと思います。
腸内環境、腸内細菌の研究は長い間続いていますが、まだまだ未知なことが多いそうです。研究が進むことを祈りつつ、その進展に期待が高まりますね!(1人だけかもしれませんが)
また、もっと腸内環境改善で期待できる効果を知りたい、こんなことを試しているけれど効果はあるのかという質問、その方法は効果がないと聞いた、知っているものばかり、それは間違っている、怪しい(笑)などお叱り、ご意見のコメントもお受け致しますのでお気軽によろしくお願いします。
今回もご閲覧ありがとうございました。

追記、修正することもあるかと思いますのでご了承下さい…。

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