食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

タンパク質とアレルギーの意外と知らない関係。タンパク質で不調が悪化…というケース

こんにちは。今回は最近の糖質制限の流行に伴って注目されているたんぱく質プロテインについてのお話です。
たんぱく質は多くの方がご存知のように体の材料となる非常に大切な栄養素です。スポーツをしている方、部活動に励んでいる学生さん方がトレーニング後にプロテインをせっせと飲んでいるのは筋肉を少しでもつけるためですよね。また、筋肉をつけることは代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい体にするというメリットもありダイエットをしている方、体型や食生活の乱れによる生活習慣病が気になる方も是非摂取していただきたいです。

たんぱく質が体を作っていると書きましたが、それはここまで書いてきた筋肉だけではないということです。
たんぱく質は細胞、神経伝達物質、臓器、ホルモンなどなど…。まさしく人間の体全ての材料となっているのです。そのためたんぱく質を摂取することは病気や疾患の治癒促進(細胞再生、臓器やホルモンの材料になるなど)、精神疾患やうつ(ストレスや疾患によりダメージを受けた神経細胞の回復、神経伝達正常化、自律神経に関するホルモンの調整など)に非常に効果が期待できるのです。
薬を飲んだり、色々な治療を受けても、どんなに効果があるとされるサプリを飲んだり健康食品を摂取しても何変化も出ない、疾患や精神的な問題が改善しないということの背景には、裏を返せばたんぱく質が十分に摂取できていない、野菜や糖質でお腹を満たすような食事をしている、見た目には問題がなくても体の中のたんぱく質は枯渇し切っているといった状態が隠れているかもしれないのです。

また、先ほど挙げたダイエットや摂食障害にも関係するのですが、たんぱく質食欲をコントロールする効果もあるとされ(こちらのサイト様https://yuchrszk.blogspot.com/2015/10/blog-post_75.html?m=0に詳しく解説されています。)ていたりと何度も言うようですが「本当に大切で誰もが摂ってほしい」栄養素なのです。

しかし今までの栄養素と同じようにただ取ればいいという訳ではないということは薄々お気づきの方もいらっしゃるかもしれません。(笑)その通りなのです、
まずたんぱく質は一度に吸収できる量が限られています。そのため、いくら三食のうち一度、もしくは食事ではなくプロテインで一度だけ摂ればよいというものではないのです。食事、プロテインパウダーいずれにせよ一度に吸収できる量はその人の筋肉、腸内環境にも左右され最高でも40gとされているそうです。また、お話ししたように体の全ての源になっており、常に入れ替わっている体にとって毎日摂取しなければならないのです。言い換えれば食い溜めができないのです。一日三食、人によっては間食でプロテインパウダーを利用するなどして摂取したいですね。


次に具体的にどれくらいとればよいかという話ですが、日本の摂取目安量では「体重(kg)×0.8~1.8g」とされていますが、最近の研究では「体重(kg)×1.8~2.2g」を目安とするべきという考えがあり、個人的にはむしろこちらを参考にした方が良いのではないかと考えています。
ここで気を付けてほしいのですが、たとえ肉や魚を100g食べたからと言ってそれで100gのたんぱく質が取れるというわけではないのです。たんぱく質量は食品によって異なります。詳しくはこちら(https://k-nihondo.jp/gold/column/成分/一般成分ランキング/たんぱく質の食べ物TOP100.html)など参考にしていただきたいのですが、サラダチキンでも使われている鶏胸肉でさえ100g食べてもタンパク質がやっと20g摂れるというものなのです。また、アミノ酸スコアという言葉もあり、これは大まかにいうと、食品のアミノ酸(タンパク質が消化吸収される形になったもの)の含まれる割合を示したもので、これが高いほど体に吸収される割合が高いのです。例外もありますが、主に動物性のものは高く、植物性のものは低いと言われています。

それならやっぱりということで鯖缶やサラダチキンが動物性で、最近注目されているからそれを食べていれば良いんだ、というように考えてしまうかもしれません。

しかし、この考えこそ最も危険なのです。
というのも、同じ食品を食べ続けることは腸に負担をかけ、遅延型フードアレルギーhttps://rootcause.jp/physhosis/environment/lgsfood)というものを発症してしまう原因になってしまうためです。
このアレルギーについては少し前に話題になったテニスプレーヤーの、ノバク・ジョコビッチ選手の小麦、乳製品についての話が関係してきます。ジョコビッチ選手は昔からピザを頻繁に食べていた影響か、乳製品や小麦製品を摂取することにより体に様々な不調を起こしてしまうようになったのという話なのですが、この現象は他の食品でも起こり、特にタンパク質が豊富な食品で起こりやすいとされているのです。そしてアレルギーにより腸が傷つくことでリーキーガット症候群を始め、副腎疲労、機能性低血糖症過敏性腸症候群など様々な疾患を引き起こしてしまうのです。これに気が付かずそれでも同じ食べ物(鯖缶やサラダチキン、卵でもなんにでもあてはまるのですが)を食べ続けると…。

このフードアレルギーについては後ほど詳しく書きたいと思いますが、ネットで検査キットが売られていて血液を自分で少しだけ取って海外に発送して検査できたり、栄養療法のクリニックで行えたりします。
一部ではかなり批判が多いこのアレルギーですが、少なくとも同じタンパク質を繰り返し摂取する事による体の負担は間違いなくあると考えています。
ただし、このアレルギーですが、腸内環境さえ整えれば起こらなくなり、摂取できなかった食品もまた食べられるようになるとも考えられますので、心配な方もどうか希望は捨てないでいただきたいです。
治療には、以前ご紹介した乳酸菌、ビタミンB群、ビタミンD亜鉛マグネシウムEPADHA、グルタミン、αリポ酸等が有効とされています。含まれている食品やサプリについては後後記載しますが早く知りたいという方はコメントなどいただければと思います。

タンパク質を取るということはとても大切ですが、どのように取るかということもそれ以上に大切ということが少しでも理解して頂けたなら幸いです。
書き忘れていましたが、プロテインパウダーも糖質、特に人口甘味料(特にアスパルテームサッカリンスクラロースが使用されているものは腸内環境悪化、低血糖の原因になりやすいので気をつけていただきたいです…)が使われているかどうか確認してから取り入れるように心がけると良いかもしれませんね。
自分はどれ位取ればいいのかわからない、この食品はどうなのかなどの疑問、この考えはおかしい、誤字脱字だらけ、意味がわからないというお叱りも相変わらず受け付けております(汗)
またまた長くなってしまい申し訳ありません。
今回もご閲覧ありがとうございました

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