食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

糖尿病だけじゃない!あなたの心と体の不調は血糖値、糖質の摂り方が問題かも!?

こんにちは。
今回は短めに血糖値の変動が心身に与える影響について何度かに分けてお話ししたいと思います。

まず血糖値はどのように変化するのか。食事でご飯やパンなどの主食、お菓子や甘い飲み物などの糖質を摂取すると上がる、というのはご存知の方も多いですよね。
しかしそれだけではありません。運動をする事や緊張したり、怒ったり、イライラしたり、精神、身体的に興奮するようなことでも上昇してしまうのです。そして上昇した後はそのままずっと高いままという訳ではなく当然上がった分だけ下がることになります。
この血糖値の上がり下がりはホルモンによってコントロールされています。血糖値を上げるのは、アドレナリンやノルアドレナリン、グルカゴン、コルチゾールなど多様に存在します。このホルモンは交感神経を活性化させるため血圧を上げたり精神を高ぶらせたりという他にも様々な作用があります。一方血糖値を下げるホルモンはインスリン一種類だけです。これは人間の体が本来血糖値を下げる事を先祖から想定していなかったためと言われているそうです。(参考 溝口 徹先生 「疲れ」が取れないのは糖質が原因だった)そのため、現在のストレスが多い生活、糖質過多な食事を繰り返しているとそうしたホルモンが出過ぎてしまい、次第にホルモンを出す臓器である副腎や膵臓が弱っていってしまうのです。ちなみにインスリンは血液中の余った糖質を脂肪として体に蓄える作用があります。そのためインスリンが過剰に出ると脂肪もその分蓄積しやすくなってしまうのです。
また血糖値は上がった分だけ後で下がると書きましたが「上がった分だけ」というのが重要なのです。例えば朝食で食パンにジャムを塗ったものとヨーグルトにはちみつを入れたもの、果物をたっぷりという一見健康的な食事を摂ったとします。しかしこのような食事ではそのほとんどが糖質であるため、血糖値は一気にそしてかなり高い値に上昇してしまいます。するとその高くなった血糖値を下げるためにインスリンは大量に分泌されてしまいます。そしてお昼前になると血糖値は低い値となっているのでそれも正常に戻すために血糖値を上げるホルモンが分泌されます。そうして血糖値を上げようとしているところに、更にお昼ご飯の時間がやってきます、ヘルシーだからとパスタやサンドイッチで済ませたり、時間がないからとおにぎりとカップ麺、丼物でご飯をがっつり…ということになると血糖値を上げようとしているところに糖質で拍車をかけるようになりますね。そうなれば、またしてもインスリンが多量に分泌されての繰り返し。当然膵臓は疲れ果て、インスリンは出にくく、場合によっては分泌されなくなってしまいます。これが糖尿病に繋がってしまうのです。また糖尿病まではいかなくてもホルモン分泌が以上となれば血糖値が通常の人よりも高い値にまで上がりやすくなったり、その反動で異常に低い値になってしまったり、逆に全く血糖値が変動しなくなったりいわゆる機能性低血糖症というものの原因となってしまうのです。

なぜこの機能性低血糖で様々な不調が出てしまうのかという点ですが、お気づきの方も多いかもしれませんがホルモンの乱れや膵臓や特に副腎など臓器の疲弊(副腎疲労と言います)がその原因なのです。(こちらhttp://www.renais-clinic.com/adrenal-fatigue/などで詳しく解説されています)
副腎は非常に多様なホルモンの分泌に関係し、その数は50種類以上にも及ぶそうです!それだけにその機能が低下してしまえば体と心の様々な不調が生じてしまうのはご想像頂けるかと思います。
やや分かりにくくなってしまいましたが、簡潔にすると
糖質摂取の繰り返し→血糖値に関係するホルモンの過剰分泌→副腎疲労、臓器の機能低下、ホルモン分泌異常→血糖値の調整障害(機能性低血糖)→血糖値に関するホルモンが出過ぎることによるその二次作用(精神昂揚、血圧などへの影響)から生じる様々な精神、身体的な不定愁訴
というところでしょうか。(上手くまとめられていなくて分かりにくかったら申し訳ありません。(汗))

今回は低血糖と副腎疲労、その心身への影響についてでした。
コメント質問、お叱りの言葉も相変わらず受け付けています!
今回もご閲覧ありがとうございました。

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