食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

糖質、炭水化物はどれだけ必要か分からなくなったら

前回の記事で、糖質制限はただ糖質を減らせば良いという事と、摂りすぎると機能性低血糖高血糖の原因となるという事を同時にお話してしまい、やや混乱させてしまったと思い書かせていただくことにしました。

糖質はいったいどれだけ、どのように摂ればいいのか。
これが非常に難しいのです。というのも機能性低血糖の有無に関わらず、血糖値の上がりやすさは個人差が非常に大きいと言われているからです。同じ食品を同じだけ食べても、血糖値が人並にしか変わらない人もいれば、通常の2倍近くも上がる人もいますし、逆に血糖値がうんともすんとも変化しない人もいます。
それならどうすれば良いのでしょうか。
自分としては以下の事を意識していただきたいです。
①糖質を摂る時は葉物野菜(サラダなど)をまず食べ、次にタンパク質のおかず(甘い味付け、とろみのあるもの、衣が付いているものは要注意です)、そして糖質を食べるという順番を心がける。
②できる限り血糖値を上げないように、油や酢(甘酢に注意)を合わせたり、未精製のもの(玄米や雑穀、全粒粉、ライ麦など)を心がける。
③芋類や根菜、果物と主食は一緒に摂る時はどちらかの量を控えるなど全体の糖質量が多くなりすぎないよう心がける(麺類とおにぎり、パスタとパンなどのダブル炭水化物はもっと注意です!)
これらを意識して、更にその食事の後の体調をよく観察してみて下さい。もしも精神的に不安定になったり、アレルギー症状が酷く出たり、異常な眠気、空腹、お腹の不調など以前の記事に挙げた症状や自分が悩んでいる不調が強く出たら糖質を摂りすぎの可能性があります。
反対にそれらの症状が少しでも弱まったら、それが自分にあった量かそれに近い、と考えて良いかもしれません。
ちなみに不調がない方は、上の①~④を実践するだけでも機能性低血糖高血糖の発症を抑える助けとなるかと思います。

ただ、糖質制限で不調になってしまう人の原因として最も考えられるのですが、糖質と同時に脂質を制限してしまう、肉や魚の量は変えず野菜ばかり増やす、全体の食事量が減る等には気をつけて欲しいです。これらが原因で体に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足し、かえって不調を引き起こしてしまう可能性が非常に高くなるためです。
野菜だけでお腹いっぱいにせずしっかり動物性(肉魚卵など)と植物性タンパク質(大豆製品、豆類、ナッツ類)と油(出来ればオリーブ油や魚の油、ココナッツオイル、アマニ油など)も摂る!(もちろん野菜も食物繊維、ビタミンミネラルのために積極的に摂って欲しいのですが、それでタンパク質が不足してしまう事は避けて欲しいのです)

…そう言いつつ自分も野菜でお腹一杯にしてしまうこともあります(笑)
そんな自戒も込めて今回の記事を書かせていただきました。
糖質の摂り方は難しいのでこれだけでは言いきれませんが、少しでも参考にして頂ければと思います。
いつものように質問もお受け致しますので遠慮なくコメント頂きたいです。
もちろん「本人がダメじゃないか」というお叱りの言葉や「何だかんだで分かりにくい」などの指摘もどんどんお願いします!
できる限りわかりやすくお伝えできるようこれからも精進しますのでよろしくお願いします。今回もご閲覧ありがとうございました!

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