食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

糖質制限は結局良いのか悪いのか…

こんにちは。先程糖質制限食についてあれこれ調べていると、過度の糖質も少なすぎる糖質も健康にとっては良くないかもしれない!という研究を見つけました。
https://www.sciencedaily.com/releases/2018/08/180817093812.htm
大まかに内容について説明してみます。

研究によれば、過度の糖質(総エネルギーの70%)と低糖質(総カロリーの40%以下)では死亡リスクが高まり、中程度の糖質量(総カロリーの50~55%)では死亡リスクが低下したそうです(平均寿命を88歳として、高糖質では1年短く、低糖質では4年短く見積もられたそう)
ただし、低糖質群の人でも、違いがあるようで、炭水化物の代わりに、牛、豚、羊、鳥肉やチーズを食べる人々は死亡リスクが増加し、ナッツや野菜、果物をを代用として食べる人々は脂肪のリスクが低くなったということ。
そしてこの結果から炭水化物は少なくても多くても良くないよーというお話のようですね。

でもここで述べられていないのは魚を代わりに食べるとどうなるかということや、動物性食品と植物性食品をバランスよく炭水化物の代わりに食べたらどうなるかということ。
結果だけを見ると低炭水化物、高炭水化物は良くないと言えなくもないのですが、研究の方法がもう少し考慮仕様があるのではないかなと思いますし、これを見て「やっぱり低炭水化物は良くない」と、糖質制限に反対する方々がますます増えてしまうのではないかと心配です。

確かに副腎疲労や機能性低血糖の方、痩せすぎの方、脂肪酸代謝異常がある方などにとってはある程度の糖質は必要だそうですが、
糖尿病や血統調整障害のある方、肥満や心身に不調がある方、健康な方であれば糖質量を意識することは大切になってくるかと思います。

現代では糖質は取りすぎる人が多い傾向にありますし、添加物や有害金属が蓄積しやすい人が増えてしまったことで低血糖や副腎疲労、リーキーガットなどを発症する方も多く、糖質の影響を受けやすくなっています。また、糖質の摂取により血糖値が乱高下してしまうということは度々テレビ等でも言われていますが、この乱高下により血管が損傷してしまいます。そしてその損傷による影響は一生残ってしまうということです、恐ろしいですね…。

なのでこの研究を見て「ああやっぱり糖質は取らなくては」と思うのではなく「糖質の代わりに何を摂れば良いのか、バランスが大事だな」と考えていただければと思います。
以上気になった研究があったので考察してみました。
糖質制限自体が悪い訳ではありませんので、低糖質食やケトン体ダイエットをしている方などはご心配なさらず(笑)

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