食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

日本人の半分以上が遺伝子に異常?難しいけど大切な遺伝子と栄養、ずっと治らない不調の関係…。

こんにちは、りょうです。
今回はかなり栄養療法的にたいせつながら、ちょっと難しいので書くのを躊躇していたことを書きたいと思います。
なかなかわかりにくい点もあるかもしれませんが何とかまとめられるよう頑張ります…。

遺伝子とメチレーションについてです。

遺伝子は分かるけれどメチレーションって?栄養と遺伝子に関係があるの?など初めて聞く方にとっては?だらけかもしれませんね…いきなり分かりにくくてごめんなさい(汗)
まず遺伝子と栄養についてちょっと解説したいと思います。

人は産まれる時に親から遺伝情報、DNAを受け継ぐという話は聞いたことがあるかと思います。f:id:tani22ryou-fox:20190706135417p:plain
その遺伝情報を受け継ぐ際に、ある遺伝子は受け継ぐ(発現する)、ある遺伝子は受け継がない(発現しない)という、スイッチのオンとオフのような作業が行われます。
このスイッチの切り替えが上手く行けば心身ともに問題なく私達は生まれてくるのですが、いくつかの原因でその切り替えが上手くいかなくなることがあるのです。

その原因としては
・両親(特に母親)の栄養不足
・妊娠中の母体への悪影響
→ストレス、喫煙、飲酒、ビタミンBやタンパク質、鉄などの栄養不足、加工食品、添加物の摂取
・両親の親の遺伝子の異常
などが大きなものとして挙げられるとされます。

そして、遺伝情報の発現の切り替えが上手くいかないと様々な不調や疾患が子供に起こるとされます。
例えば
・体の組織の形成不全
・先天性の病気
・栄養素の代謝異常
・病気の罹患率が高まる
てんかん自閉症精神疾患など脳や精神の問題
・血圧、血糖値系およびコレステロールの異常
・肥満になりやすくなる(痩せにくくなる)
などなど、一部では現代病の殆どはこの遺伝子の異常から起こるとも言われています。

そしてこの遺伝子の遺伝子の切り替えに関わるものがメチル基と呼ばれる物質です。メチル基がDNAにくっつくと遺伝情報がオフに、くっつかなければ遺伝情報がオンになるという仕組みです。
つまりこのメチル基が遺伝情報の発現を抑制するものになるとも言えるかと思います。
こうした遺伝子にメチル基かくっつくことをメチル化と呼びます。

聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが遺伝子の異常は後天的にも起こりえますし、その遺伝子の修復もまた可能です。
体内でメチル基を作り出す回路が存在し、そのメチル基を利用することで修復します。

さて、お待たせしました。ここでようやく出てきます。このメチル基を作り出す過程ががメチレーションで、その回路をメチレーション回路と呼びます。

このメチレーションが上手く行けば遺伝子を修復できれば様々な不調、はたまた難病も治療できる可能性があるということで最近注目されています。

そんなメチレーション回路を回すためには様々な栄養素が必要なのですが、ここでまた更に話が難しくなります(苦笑)

人によってはそのメチレーションを回すために必要な栄養素を補給すると更に不調になってしまうという…。


また長くなりますのでゆっくりいきましょう(笑)
次回はメチレーションに必要な栄養素について書きたいと思います。今回はこれで失礼します。

と、ちょっと予告?
ビタミンB群の妊娠中に特に必要なアレ…摂って損は無いかもしれませんよ…!
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ご閲覧ありがとうございました!

体に良い?テレビで話題?関係ないけど好きだから!!色々あるけどやっぱり食べたい…。体に効くかもでおすすめな魚選んでみました。

こんにちは、りょうです。

お寿司屋さんに行くと食べたいものってなんですか?
必ず頼むものってなんですか?

そう聞くと、お子さんであれば、マグロ、サーモン、いくら、えび、ハンバーグ(回転寿司ですね)、卵などが挙げられるのに対して、大人では、いわしやしめ鯖、はまち、ぶりなど青魚が多いと言われるそうですね。

青魚が好きというのも分かりますし、脂が乗った旬のいわしやあじ、美味しいですよね。

…あ、お寿司ではなくお刺身でよく食べるのですが(汗)

そんな青魚ですが、今まで書いてきた通り摂り過ぎるとかえって炎症を起こしやすくなったり、アレルギーやアトピー、花粉症を悪化させてしまうことがあります。

そのため食べ方に気をつけたり、食べたあと、体調が悪化するようでしたら栄養の摂り方で対処する必要があるということについてお伝えさせて頂きました。

今回は、そうした対処をしたり気をつける前の段階で防ぐための方法、魚の選び方について書きたいと思います。

選び方、というよりどんな魚の種類、どの魚であれば炎症が起こりにくいかということを踏まえての個人的なランキングです(汗)。アトピーやアレルギーのある方、鯖缶を食べているのに体調が良くならない!という方参考になればと思います!

1 鮭
みんな大好き(?)定番中の定番とも言える魚ですね。
焼いてよし、煮てよし、マリネにしてよし、サーモンならばお刺身ならなお良しと言った所でしょうか。
この鮭ですが、炎症を抑えたり、老化、糖化の抑制効果もある抗酸化物質「アスタキサンチン」が豊富に含まれているだけではなく、ビタミンD、ビタミンB群も豊富、更にEPADHAも青魚と同じくらいのレベルで含まれている素晴らしい魚です!
お値段も比較的お手軽ですし、目にする機会も多いことから選ばせていただきました!

2 たら
冬になるとよく食べる方も多いでしょうこの魚。
実は魚の中でビタミンDの含有量がトップクラスです!
更にタンパク質含有量が他の魚に比べて高いことも注目したい点です。
脂質はやや少ないですが、アレルギー抑制にはむしろこちらの方が効果が高いんじゃないかな…と個人的に思う魚です。
また、たらのタンパク質は食欲抑制効果もありますのでダイエットをしている方にも良いかと思いますよ。

3 かれい
ちょっと目にする機会は少ないかもしれませんが、最近某スーパーではあぶらかれいというものがややお手軽な価格で切り身で売られるようになり、ちょっと身近になりつつある魚です。
何がすごいかと言うと、ビタミンB群の含有量、そしてそのバランスの良さです。
ビタミンB2ナイアシンをはじめ、その卵にはビタミンB12が含まれているなど、まとめて摂ることで効果が高まるビタミンBを効率的に摂取できるのです。
更に、たらと同じくビタミンDも豊富な点や、これまた抗酸化、解毒、免疫力を高めるセレンという栄養素が豊富に含まれていることもおすすめしたい理由です。

ただし、ちょっとお値段が高い、なかなか調理が難しい、という点からランキングは下になってしまいました(苦笑)

4 いか
魚、と言うより魚介になってしまいますがこちらもオススメです。
肝臓の機能を高め、解毒作用を強化するタウリン、ビタミンB群が豊富なだけではなく、何よりタンパク質が非常に豊富に含まれています。
するめという形でも手軽に取り入れられるという点でも良いのですが、生ではちょっと調理しにくい…、値段が…という点がたまにキズですかね…。

5 えび
またまた魚介類からランクイン。こちらも好きな方が多いですよね。
エビは脂質は少なめなのですが、タンパク質がその分豊富で、更に疲労回復、睡眠の質を高めるグリシンというアミノ酸も豊富に含まれています。
また、鮭と同様アスタキサンチンという抗酸化物質の働きもアレルギーや炎症に期待できるためぜひ取り入れていただきたいです。

…と言ってもこちらも調理が難しく、値段も高め、なかなか手が出にくい魚かと思いますのでこの順位です。
ブイヤベースやアクアパッツァのような煮込み、蒸しエビ、生でお刺身というように調理すれば栄養も無駄にせず取り入れやすいかと思いますのでお試しを…。

そんなわけでアレルギー、炎症にはとにかく魚!青魚!とは限らないですよーというお話とランキングでした。

魚もなかなか種類は多いですがよくお店で見かけるもの、ヒスタミンが含まれない、もしくは含有量が少ないものを選ぶというのもなかなか難しいのですよね…。

そういったものを選ぶことにストレスを感じてしまったり、今度はそういった魚を続けて食べてしまってもアレルギー、リーキーガット、炎症の原因になりかねませんのでそちらにもお気をつけてくださいね!


あ、もちろん最初の記事でもお話しましたがお肉や卵など他のタンパク質も忘れずに(笑)

そんなわけでお魚に関するちょっと落とし穴とも言えるお話でした。今回はこれで失礼します。ご閲覧ありがとうございました!

鯖缶ブームを考える。魚ばかり食べてしまう人、魚好きな方必見!こんなはずじゃなかった…と嘆く前に知っておきたいお話

こんにちは、りょうです。

日本人は昔から魚を食べてきた、肉はほとんど食べられなかった、肉を食べ始めた最近になってから病気になる人が増えた、だから肉は良くない、魚は良い、魚をどんどん食べましょう。f:id:tani22ryou-fox:20190626181140j:plain
そんな風潮がまだまだ感じられるこの頃です。

魚は美味しいですし健康にも良い、それは間違ってはいないのですが、だからと言って肉食にそこまで反発しなくても…と思ってしまうのは自分だけでしょうか(汗)

そんなわけで前回に引き続き魚が健康に良いかということについて考えるシリーズ2回目です。

前回のお話で魚の成分であるEPADHAは炎症を抑えたり、アレルギーを改善したり、様々な健康効果がありますが、場合によってはその作用が真逆に働いてしまう可能性もありますよ!ということをお伝えしたかと思います。

簡単にその仕組みについてですが
・鯖やまぐろ、かつおなどの青魚を始めとする一部の魚には「ヒスチジン」というアミノ酸が含まれる
・このヒスチジンが長期間の保存や常温での放置、高温調理の過程でヒスタミンという物質に変化する
・このヒスタミンが炎症を起こしたり、アレルギー反応を発生させてしまう
ということでしたね。

そんな可能性もありますので魚も食べ方、選び方次第ではせっかくの抗炎症作用、アレルギー改善効果が台無し、むしろ逆に健康を害してしまいかねませんよ、と言うこともお伝えさせて頂きました。


でも、魚はやっぱり食べたいですし、健康に良いのは間違いではありません。
それならどうすれば良いか、ということについて考えたいと思います。

まず、1つ目の対策としてヒスチジンヒスタミンに変化させないということが挙げられます。
変化しなければアレルギーを強めたり炎症を起こすこともほとんどなくなるかと思います!

そのために
・買ってきたらすぐ調理する
・調理したらすぐ食べたり、作り置きはあまりしない。
・高温調理(長い時間焼いたり炒めたり、油であげるなど)はできる限り控える。
などを意識していただければと思います。

2つ目に発生したヒスタミンに対処する方法です。
どうしても上のように工夫をしてもヒスタミンは少なからず発生してしまいますし、完全に避けることはほとんど不可能です。また、炎症やアレルギーがひどい方は少しの量でも強い反応が出てしまいかねません。
そうした反応を抑制するためにはやはり元となるヒスタミンを減らしたり体内から放出する必要があります。
そのために必要な栄養素が
・ビタミンC(体内のヒスタミンを放出させやすくする)
ナイアシン(体内に溜まったヒスタミンを一気に放出させる働きがあります。ただしナイアシンアミドや徐放性のものよりただのナイアシンの方がその働きは強いです。)
ビタミンD亜鉛(少しヒスタミンとは離れますがアレルギーや炎症を抑制する働きがあります)
などかと思います。

以前の記事でも書いたかもしれませんが、ナイアシンフラッシュというものによってヒスタミンを放出させて炎症を起こりにくくするという方法が良いかと思います。

そしてその後にビタミンD亜鉛でアレルギー、炎症を起こりにくい体を作っていくという流れでしょうか。
亜鉛トローチは風邪や花粉症にも有効ですし、手軽ですよ!(https://jp.iherb.com/pr/Nature-s-Way-Zinc-Lozenges-Wild-Berry-Flavored-60-Lozenges/2085?rcode=GAN9014
日光アレルギーの方は日光を浴びてビタミンDを合成〜ということもなかなか難しいかと思いますので、きのこを食べたり、サプリから摂取することが効率的かと思います。
ビタミンDの量にもよりますが、ビタミンKも一緒に摂らないと今度は骨が弱くなり骨折してしまうリスクもありますので要注意です(汗)
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そんなわけで今回は魚は安心と思って鯖食べちゃったら何だかアレルギー悪化しちゃったよ、なにコレ、なんでなんでという疑問や魚食べてるのに毎年花粉症だけどテレビでやってたからやっぱり魚が良い!悪いのは自分の体?と思っている方(いらっしゃるか分かりませんが…汗)に向けて魚のちょっとした注意点とその対策についてのお話でした。

次回の記事ではそれならどんな魚が良いかということについて考えてみた個人的なおすすめの魚ランキング(?)について書きたいと思います。

…需要がなかったらすみません。

なんにしても魚は美味しいですし、健康に悪いことはありませんのでそこまで避け過ぎずちょっと気に留めていただければ幸いです。

今の時期、イワシあじ、美味しいですし(苦笑)

そんなわけで今回はこれで失礼します。ご閲覧ありがとうございました!