食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

どんな人でも代謝を上げることは無駄はない??痩せるだけじゃない、疲れ、精神や脳、血糖値…思っていたよりすごい効果も!この栄養素で代謝アップ③やっぱりタンパク質とカルニチンは素晴らしい…

こんにちは、りょうです!
代謝を上げるシリーズも3回目となり、もうしつこいよ!という方もいらっしゃるかもしれませんがこれが最後になるかと思いますのでお付き合いいただければと思います(汗)

おさらいしておくと、
代謝を上げるとダイエットだけでなく色々なメリットが得られる。
・栄養吸収率が良くなったり、悪いものを排泄しやすくなったり、体の昨日に必要な物質を合成する効率も良くなり、病気や不調の改善に効果が期待できる。
・ホルモンバランスなどにも関係し、血糖値、精神疾患、脳機能関連、血圧、疲労、臓器の問題(副腎疲労、肝機能の問題、胃腸の問題など)など幅広い疾患に有効とされている

という所でしょうか(かなりざっくりですが…)

そんな大切な代謝を上げるための栄養素について今まで、
・ビタミンB群
・ビタミンC
亜鉛
マグネシウム
・鉄

とご紹介してきました。
今回はそんな栄養の続きで、カルニチンとタンパク質(アミノ酸)についてお話していきたいと思います!

まずはカルニチンについてです。
カルニチンも前回お話したクエン酸回路に関係します。
食物から摂取した脂肪酸ミトコンドリアに運ばれてクエン酸回路に入り、エネルギーを作り出すために使われます。
しかし、ミトコンドリアに運搬されるのに、脂肪酸単体ではミトコンドリアの中に入ることができません。そこで必要なのがカルニチンなのです。カルニチン脂肪酸と結合することでミトコンドリア内に脂肪酸が入れるようにサポートしてくれます。そのため、脂質とカルニチンを一緒に摂る事で、脂質が燃えやすくなるだけでなく、代謝もアップし、エネルギーがさらに作られるようになるなど嬉しいことがたくさんなのです(笑)
もちろんビタミンBやビタミンCも必要ですが、このカルニチンも同じくらい大切な栄養素ということになりますね。
そんなカルニチンですが、豊富に含まれる食品は
・ラム肉
・牛肉
かつお
・たら
・マッシュルーム
・豚肉
・鶏肉
など、特に肉類に多いとされています!この点からも魚ばかりに偏ってしまうのも考えものかもしれません…やはり肉も魚もバランスよく食べるようにしたいですね!

次にタンパク質(アミノ酸)についてです。

三大栄養素である糖質、タンパク質、脂質はそれぞれ様々な栄養のサポートを得てエネルギーに作り替えられます。一般的に糖質だけがエネルギーになると言われてきましたが、実際にはタンパク質や糖質も先ほどお話したクエン酸回路に取り入れられることでエネルギーに変換されるのです。糖質制限でエネルギー不足にならないのはこのためなのですね。

糖質や脂質もエネルギーになるのにどうしてタンパク質(アミノ酸)を重視するかと言いますともちろん理由はあります。
まず糖質は摂取しすぎると血糖値に影響が出ます。普通の方でも摂りすぎには注意したいですし、低血糖、副腎疲労、リーキーガットなどがある方にとっては特に摂取に気を使いますよね?
そのため脂質とタンパク質からのエネルギー源確保が大切になるのです。

脂質もエネルギー源としては素晴らしいのですが、どうしても今まで糖質を多く摂ってきた方がいきなりエネルギー源を脂質に切り替えてしまうと、脂質代謝が上手くいかずエネルギーが作れず、かえって疲れやすくなったりエネルギー不足になりやすくなってしまう可能性があるのです。

タンパク質は糖質に比べ血糖値に影響を与えにくいとされています(人によってはタンパク質で血糖値が上がる例もあるそうですが…)。そのため、エネルギー源足しても優れていますし、更にタンパク質を摂取し、筋肉量を増やすことは熱産生を促す事でも代謝アップに効果があります。また、血液中の糖を取り込める量が増えることで糖質の代謝も良くなり、血糖値への影響を受けにくくなるとも言われています!
そう考えていくと三大栄養素の中でも、個人的にはタンパク質をオススメしたい!ということになるのです(笑)
ただし、脂質と同じように、今まで糖質中心の食生活を送ってきた方、低血糖、副腎疲労、肝機能障害がある方など高タンパク食が負担になったり不調の原因になってしまう場合もありますので注意が必要です!

BCAAというアミノ酸であれば、吸収される経路が他のアミノ酸、タンパク質と異なり肝臓に負担をかけにくいとされているという点に加えて、アミノ酸の中でも特に疲労回復、筋肉の修復に有効ということもあり、更にオススメですよ!

代謝アップに効果がある食べ物、栄養素の特におすすめな成分を紹介させて頂きました!

他にも
カプサイシン(唐辛子に含まれる成分)
・脂質(特に中鎖脂肪酸などココナッツオイルなどに含まれる脂質)
・ジンゲロール(生姜に含まれる成分)
核酸(たらこなどの魚卵、イワシなどに多い栄養素。DNAの材料になり細胞分裂を促す。それに伴い筋肉合成、エネルギーを産生するミトコンドリアの増加や活性化にもつながるとされる)
など紹介しきれなかった成分もありますので、気になる方はコメントなど頂ければと思います。

繰り返しになりますが、代謝を上げることはダイエットに有効なだけでなく
・血糖値の問題(糖尿病、低血糖高血糖
・疲れやすい
・副腎疲労
・食べ物や栄養素を体が効率的に利用できるようにする(病気や怪我の早期治癒)
生活習慣病予防、改善
精神疾患改善、緩和、脳機能向上(集中力、記憶力向上など)
などなど本当に様々なメリットがあり、正直上げていくとキリがないかもしれません…

そのため、どんな形でも代謝をあげることは悪いことはありませんので、どんどん代謝を上げていきましょう(笑)!

今回はこれで失礼させていただきます。代謝についてちょっとそれは違うんじゃないか?もっと知りたいなど意見やお叱りの言葉がありましたらどんどんお寄せください。

ご閲覧ありがとうございました!
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