食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

プロテイン、タンパク質もカロリー次第で太る!は本当か。カロリーが全てでは無いかもしれませんというお話

こんにちは、りょうです。

先日テレビで取り上げられていたタンパク質やプロテインのお話について考察するシリーズ2回目です。
今回は1番気になる方も多いかもしれない「プロテインは摂りすぎれば太る」という点について考えていきます。

糖質や脂質を取り過ぎれば太ってしまうというのはイメージとしてわかりやすいかもしれませんがタンパク質も?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タンパク質もいくら体に良いと言ってもカロリーがゼロという訳ではありませんし、一日の摂取カロリーという観点で考えると取り過ぎれば他の栄養素と同じように脂肪として貯えられ、体重増加に繋がってしまうということです。
いくらダイエットに良いからと言っても太ってしまう可能性があるなら意味が無いじゃないか、と思ってプロテインを飲むことをやめてしまう、もしくはなかなか体重が落ちないからと言ってプロテインやタンパク質の摂取を減らしてしまう方もいらっしゃるかもしれません…。
実際にテレビでも、運動をしてプロテインもこまめに分けて規定量摂っているのにかえって太ってしまったという方が紹介されていました。
そこで栄養士の方が解説していたのが上のような内容でした。その方はプロテインを摂りすぎている、カロリー過剰になって結果的に太ってしまうということでした。

…しかし、本当でしょうか?
前回もお伝えしたようにアメリカを始めとする多くの国でタンパク質は1日体重×1.5~2.0gの摂取を推奨しています。
それだけの量のタンパク質を食事からはなかなか摂れず、プロテインの活用も必要ということでしたね。
それだけ必要なはずなのに、ほとんどの人が摂れていないはずなのに、余剰になるというのは何だかおかしいと思いませんか?

ひとつ、カロリーに関してこのような実験もあります。(https://yuchrszk.blogspot.com/2013/10/16000.html?m=0)なんでも1日に6000kcal摂取しても体重が増加しなかったということです。その内容としては、
炭水化物=85グラム(10%)
脂肪=460グラム(53%)
タンパク質=322グラム(37%)
ということでほとんどがタンパク質や脂質ですね。
それだけの高カロリーにも関わらず体重はほとんど変わらず
むしろウエストが引き締まったそうで…。
更にその後食事を高糖質に変えたところ体重が一気に増加してしまったとの事です。
確かにこの記事の最後に書かれているようにカロリーが全く関係ないという訳では無いですが、食べるもの、その人の体質、腸内環境によって左右される面というのはかなり予想されるようです。
タンパク質は以前も書いたかもしれませんが代謝される際に糖質や脂質よりもカロリーを必要とします。そのため、ダイエットに効果的と言われたり、糖質制限でお肉や卵、魚をガッツリ食べているつもりでも体重が減ったということになるのですね。

では、テレビで紹介されていた方は何故体重が増加してしまったのか。個人的な見解が多いかもしれませんが考えていきます。

まず1つ目に摂取する食事内容の問題です。

上の実験の方であれば、かなりの高タンパクですが糖質はほとんど摂っていませんでした。そのため、タンパク質の代謝によって消費されるカロリーがかなり大きくなり体重にほとんど変化が見られなかったのではないでしょうか。
しかし、例の方はプロテインでタンパク質摂取を心がけていましたが、他の食事内容については触れられませんでした。
推測になってしまいますが一般的な食事、ご飯などの炭水化物、主食はしっかり食べて、お肉や魚などのタンパク質食品は主食ほどは食べずという具合だったのかもしれません。そうなれば必然的に摂取カロリーの内でタンパク質が占める割合は少なくなり、代謝にあまりエネルギーが使われない糖質がやや多くなってしまうかもしれません。そして代謝に使われるカロリーよりも摂取カロリーが多くなり結果的に痩せないという事になったのではないか、というのが1つ目の予想です。

2つ目は添加物と糖質量についてです。
プロテインは話題になっているということもあり様々な商品が売られています。そのタンパク質の種類と言うだけでもホエイ、ソイ、カゼイン、エッグ、ビーフ、ピーなど非常に幅広く、更にその吸収率やタンパク質量などを考えると選ぶのもなかなか難しくなるほどです。
そこまではまだ良いのですが問題になるのはどんなものが成分として含まれているかということです。
プロテイン=タンパク質というように思う方も多いかもしれませんが、100%純粋なタンパク質だけが含まれているプロテインというのはごく僅かです。日本のスポーツメーカー有名なメーカーのものでも必ずとも言えるほど何かしらの添加物などか使われています。
添加物が含まれているのは仕方のないことなのですが、その添加物の内容を考えなければならないのです。

タンパク質は糖質と一緒に摂ると吸収が良くなる!という説もあり、砂糖や甘味料が使われているものも多いです。その量というのも、正直無視できないほどの量が使われているものもあるのが実際です。

しかし、いくら吸収が良くなっても糖質も同時に摂取してしまえば逆効果です。

それなら人工甘味料は血糖値に影響しないから大丈夫!とも思われるかもしれませんが、そうとも限りません。
人工甘味料は腸内環境を悪化させる可能性があり、腸内環境の悪化は心身両面の不調に繋がります。便通の悪化はもちろんですが、精神疾患、そして血糖値の変動しやすさ、インスリン抵抗性、太りやすさなどにも関係します。

砂糖などはもちろん、人工甘味料特にアスパルテームアセスルファムKスクラロースが含まれているプロテインを選んでしまえば血糖値、腸内環境に影響が及び、そうしたことによって痩せにくい、太りやすい、体重が増えてしまうということになる可能性も十分考えられるのではないでしょうか…。

ここまでプロテインをとっているのに太ってしまう、体重が増える、痩せないという事の原因について、テレビで紹介されていた方を例に少し考察してみました。
もちろんその方の食事内容やプロテインの選び方などについて完全に把握している訳ではありませんので断言できる訳ではありませんが、もしも同じようにプロテインをとっても太ってしまった、ダイエットが上手くいかないという方がいらっしゃいましたら参考にしていただければと思います。
長くなってしまいましたが最後にまとめの記事を書きたいと思いますので宜しければそちらもご覧いただければと思います(汗)

個人的にプロテインはノンフレーバーのものを選んで甘みがついたものがお好きな方は、ステビアラカントなどを加えて、そのままでも良い方はそのまま、調理などに使いたい方もそのままお使いになるのが良いかと考えています(苦笑)
https://www.amazon.co.jp/California-Gold-Nutrition-ホエイプロテインアイソレート-1ポンド(454g)/dp/B075TJN41F/ref=mp_s_a_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&qid=1549088978&sr=8-1&pi=AC_SX236_SY340_QL65&keywords=California+Gold+プロテイン&dpPl=1&dpID=51X-5dMNhML&ref=plSrch

長々と失礼しました。今回もご閲覧ありがとうございました

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