食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

脳と心の困ったは食事で治せるかも…?③イライラ、不安、落ち着きがない、神経過敏など。カルシウムだけじゃない!もっと効く栄養がありますよというお話

こんにちは、りょうです。

脳や心の困った!に栄養で対処しようシリーズ第3弾です(毎回前が変わっている気がします 苦笑)

ここまでお話してきて何となく気がついた方もいるかもしれませんが、こうしたお悩みの多くも脳内神経伝達物質やホルモンのバランスの乱れが原因ということが多々あります。そして、それらの材料がタンパク質やアミノ酸であるということを考えるといかに食事からタンパク質を摂取することが大切かということがわかっていただけるかと思います。

さて、そんなわけで今回も栄養素を紹介していきたいのですが結論から言ってしまうとやはりタンパク質!ということになりますが、初めの記事同様にタンパク質だけではなくそれがホルモンや神経伝達物質に変わるためには様々な栄養素が必要になります。それらについても順を追って紹介させていただきますね!

今回は、イライラしやすい、かんしゃくを起こしてしまう、些細な音や物事が気になる感覚過敏、訳もなく漠然とした不安に襲われる不安障害、また、そうした疾患と呼ばれるようなものに関わらず、性格的に攻撃的であったり、何かが気になって落ち着きがなくなることがあったりといったお悩み等幅広く効果が期待できる栄養素についてです。

イライラしたり、神経が過敏になると聞くと、カルシウムを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。もちろんカルシウム不足でイライラしてしまうこともあるのですが、それだけではなく更に大切な栄養素があるのです!

それはGABAです。
最近はチョコレートやお菓子等で「GABA配合」など書かれている商品も多く耳にしたことがある方もいらっしゃるかと思います!

しかしこのGABAですが足りなければただ摂れば良いという訳にもいかない厄介なものでして…。
というのも、脳は血液脳関門というものがあり、通過する物質を選択しているのです。
GABAは食品から摂取してもこの関門を通り抜けることが出来ず吸収されないため効果が期待できないということなるのです…。
それではどうしたら良いのでしょう。
最も効果的な方法として、まず1つ目に別な物質として摂取し脳で変換されることが挙げられます。
GABAの元となる物質ももちろんタンパク質です。
こちらもセロトニンと同じようにまずカルシウムとビタミンCによって脳内でL-グルタミンという物質に変換され、更にこのL-グルタミンがナイアシンの働きでL-グルタミン酸に変わり、そしてビタミンB6の補助によりGABAに変換されます。

ということでGABAを作るためには
・タンパク質
・カルシウム
・ビタミンC
ナイアシン
・ビタミンB6
が必要になるということですね!

2つ目の方法が腸内環境を改善し、腸から吸収させる方法です。
腸と脳は深く関係しているという話はさせていただきましたが、これはGABAに関しても言えることで、このGABAと結合する「受容体」というものが脳だけではなく腸にも存在しています。そのため、腸内環境が良い状態であればその受容体にも摂取したGABAが結合しやすくなり効果が出やすくなるということです。

こちらに関しては、腸内環境を改善するための栄養素として
・乳酸菌
・食物繊維
・グルタミン
・ビタミンA
などが挙げられますね。

また、前々回のセロトニンも腸内環境が整っていれば合成されるのですが、その割合は95%とも言われています!脳内で合成される2%と比較してもどれだけ高い割合か分かっていただけるかと思います…。

最後にそれぞれの栄養素を多く含む食品をまとめます。

カルシウム(いわし、煮干、桜えびなど骨やからごと食べられる魚介類、乳製品、ナッツ類、大豆製品など)

ビタミンC(ほうれん草、小松菜、ケール、ブロッコリー、パセリ、赤パプリカ、ピーマン、キウイフルーツ、りんご、みかんやレモンなどの柑橘類など)


ナイアシン(レバー類、かつお、きのこ類、ナッツ類(特に落花生)、鯖、ぶり、いわし、さけ、たらこ、鶏肉(特に皮)など)

ビタミンB6(さば、鮭、まぐろ、あさり、にんにく、赤身肉など)

ビタミンA(かぼちゃ、人参、緑黄色野菜、鮭、えび、レバー、うなぎなど)

乳酸菌(納豆、ぬかづけ、ヨーグルト、キムチなどの発酵食品)

食物繊維(わかめ、もずく、昆布、めかぶなどの海藻、きのこ、ごぼう、れんこん、人参などの根菜類、セロリ、多くの野菜と果物など)

グルタミン(肉類(特に牛肉)、魚、卵、ブロッコリーなど)

ここまで心と頭の困った!に役立つ栄養素を紹介させて頂きました。

繰り返しになりますがこれらの栄養素で必ず良くなると断定は出来ませんが、改善に役立つかもしれませんよ…。
少しでもお役に立てていれば幸いです!

性格や心、脳に関するお悩みを抱えていらっしゃる方は多いですが、同じように栄養不足にもなっている人も多いかと思います(汗)

栄養で改善できるなんて…と軽視せずお試しになってみませんか?もしも諦めていた症状が食べ物一つで変えられたら本当に素晴らしくありませんか?

ご質問、ご意見なども受け付けておりますのでお気軽にご連絡くださいね!
今回はこれで失礼します。ご閲覧ありがとうございました!
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