食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

健康なら大丈夫?ゆっくり上がれば大丈夫?騙されがちな意外と知らない血糖値の本当の話

こんにちは、りょうです。

テレビや雑誌などで糖質の影響が取り上げられることが多くなり、それと同時に血糖値を急上昇させないことの大切さも注目されるようになりましたね。

知らないという方のためにざっくりまとめると、
・ご飯やパン、お菓子、甘いものなど糖質を単体で、もしくは空腹時にいきなり摂取することで血糖値が急激に上がる
・上がった血糖値を下げようと多量のインスリンが分泌される
インスリンが多量に分泌されたことで今度は血糖値が下がりすぎてしまい、その血糖値を元に戻すもしくは下がったぶん上げるためにアドレナリンやグルカゴンなどのホルモンが分泌される
ということになります。
そしてその弊害としては
インスリン分泌により糖質が脂質に変えられ蓄積され、太りやすくなる
・ホルモンの大量分泌により自律神経のバランスが乱れ、精神的に不安定になったり、疲れやすくなったり、睡眠のリズムが崩れたり、脳機能が低下したりしてしまう
・ホルモンを出す臓器である副腎の機能が低下し、副腎疲労を発症してしまう可能性
・血糖値の上昇で血管がダメージを受け、血管系の疾患を始め様々な重篤疾患を患いやすくなる
・体の糖化が進み、老化やアレルギーなどの原因になる

など挙げていくとキリがないほどの影響が及びかねません。

それを防ぐために糖質を摂取する際はその前に野菜を食べたり、脂質を一緒に摂ることで糖質の吸収される速度を遅くし、血糖値の急上昇も防げるということが推奨されるわけですね。

しかし、一見理にかなっているように思われるこの食べ方、実は注意が必要ということを知らない方が多いのです。

というのは、まず1つ目に、この方法で血糖値の上昇の最大値を下げられる訳では無いということです。
つまり、ゆっくりでも結果的には同じ値まで上がってしまう場合があるということです。
特に糖尿病の方や血糖値調整機能が低下している方などはこの現象が起こりやすく、あまり意味が無い場合も多いのです。
2つ目に逆に血糖値が高く上がってしまう場合があることです。

一般的に糖質とタンパク質や脂質は組み合わせることで血糖値の上昇を抑えられると言われますが、人によって、体質によって、もしくは組み合わせるもの、組み合わせる糖質の量によってはかえって血糖値が上がりやすくなるということです。
タンパク質でも血糖値が多少上がる人もいますしそういった方が糖質とタンパク質を一緒に摂ってしまっては血糖値がさらに上がってしまいますし、いくら油でコーティングしたからと言って普段より多くパスタやパンを食べれば糖質は結果的に通常よりもずっと高くなってしまいます。

そう考えると、やはり対策としては糖質の量をできる限り控えるということにこしたことはないかと思います。
また、糖質を摂って体に異常が出なければ、メンタルが悪化しなければ、血糖値が上がっても良いんじゃないかという方もいますが、その影響は見えないところに及んでいることがありますし、後になって出てくることも否定できません。

テレビで言われる情報やいくらお医者さんが言ったから、研究のデータがあるからと言っても血糖値の上がり方は個人差がありますので必ず自分の体で考えることを意識していただきたいです。

今回は意外と騙される方が多い血糖値についてのお話でした。今回はこれで失礼します。ご閲覧ありがとうございました!

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