食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

テレビやネットで話題の健康情報、有名な先生の話、どれが本当?②実際の研究を元に考えてみる。卵は3個までは本当?

こんにちは、りょうです。

相も変わらずテレビを見れば色々な健康情報が取り上げられているこの頃ですね(苦笑)

ある偉い病院の先生や栄養士、研究者の方がこう言えば、別な番組では真逆のことを言ったり、ちょっと時間が経てばコロッと意見が変わったり…どれが良いのか、何が本当なのか分からなくなりますよね。

健康に関しては多くの人が関心のあることですし、悪いこととは言えません。
ただ、その情報の量が多すぎるということ、どういう研究なのか、どういう情報なのかということがそういったことが詳しく分からない情報だったりということが問題ではなうんいかと思います。

そしてそんな情報を聞いて、あれこれ試しているけれど効果が感じられない、なにか不調がある方であれば改善が見込めない、逆に体調が悪化したという方もいらっしゃると思います。

以前の記事でそういった情報に流されないために注意していただきたい点をいくつか紹介させて頂いたかと思いますが、今回はそれにいくつかプラスして、ここを意識して情報を見てほしいということについてお伝えしたいと思います。
(ただし、自分が観る時に注意しているところ、というところが大きいので、あくまで個人的な意見として捉えてくださるようお願いします 汗)

実際に最近の研究で、卵を食べすぎると高コレステロールや心臓系疾患のリスクが高まるというものがあります。

一昔前は卵は1日1個まで、少し最近はいくつ食べても大丈夫、そして今回は3個までと、卵に関しては意見が驚くほどコロコロ変わりますね。(卵だけに、という冗談はさておきまして)

その研究に関する記事がこちらに載せられているのですが、それについて考えていこうと思います。
https://www.sciencedaily.com/releases/2019/03/190315110858.htm

まず、研究対象の人(もしくは動物)がどんな食事をしているかということです。
こちらの研究では単にアメリカ人で食事からコレステロールを300mg/日摂っているということのみしか述べられていないようです。
あとに書かれていますが摂食パターンについて特に考慮がなされていないということですね。
つまり、もしかするとそのコレステロールが卵だけではなく、植物性コレステロール、例えばマーガリンやショートニングアメリカでは規制されているため考えにくいですが)、もしくは加工肉(亜硝酸塩を使ったハムやソーセージ、ベーコンなど)などからの摂取かもしれません。
また、食べ方も考え手見るとどうでしょう。

卵を食べていると言っても卵と一緒にたくさんのパンやじゃがいも(オムレツなどにする場合が考えられますね)などの糖質が沢山含まれているものを一緒に調理するなどして食べていては、糖質の摂取に伴う血糖値への影響で心臓系疾患、高コレステロールになったという可能性も否定できませんよね?

特に、コレステロール値を上げるのは糖質!という話もあります。
そう考えると、今回コレステロール値が高くなった対象者はたまたま糖質の摂取が多かったということもないとは言いきれません。

確かに食事パターンまできっちりと制限して研究するということはなかなか難しい面があります。
しかし、そうした厳しい規制をして研究する事を求めるのではなく、情報や研究を見る自分たちがそれを見る時に意識して、「こういうことは書かれていない」ということを意識して、情報を鵜呑みにしたり、記事のタイトルに流されたりせに見るようにすることをおすすめしたいということです。

糖質制限している方であれば、もしかすると卵を摂取することで疾患や不調の改善、特に脳機能の向上効果が期待できるなど多くの良い方面の研究もあります。もちろんそちらに関しても同じ見方は必要ですが、どちらの方が信憑性があるか、選ぶのは情報を見る方それぞれです。

今回は実際の記事を取りあげて、健康情報の見方について考えてみました。
続きはいつも通り次回?ということで…(笑)

記事の最後にも書かれていますが卵、コレステロールは完全に悪い訳ではありません!悪者扱いしないで欲しい、むしろ積極的に食べてもいいのでは、というのが自分のスタンスです。

今回はこれで失礼します。ご閲覧ありがとうございました