食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

日本人と糖質制限②和食は本当に健康食?世界は注目するけれど考え直したい伝統食のお話

こんにちは、涼です!

日本人と糖質制限についてのお話2回目です。

前回は日本人は昔からお米を食べてした民族だから、糖質は必須!糖質をとらないと腸内環境が悪化したり疲れやすくなったり、不調になりやすい体質だ!という主張について考察してみました。

確かに日本人は昔からご飯を中心とした食生活で、糖質をかなり沢山摂ってきたかもしれませんが、実際には日本人を含めたアジアの地域の人は糖尿病になりやすい遺伝子を持っているということでしたね。
ただでさえ糖尿病になりやすい上に、更に糖質を多量摂取する生活をしていては「糖尿病になりたい!」と言っている状態、糖尿病にまっしぐらな状態と言っても過言では無いかもしれませんね(苦笑)

ここまで昔の日本人の食事は〜という話をしてきましたが、昔ながらの日本の食事はというと伝統的な「和食」が思い浮かぶのではないでしょうか。

今回はそんな和食について考えていこうと思います。

最近世界から、健康に良い!ダイエットになる!などということで注目されている和食ですが、どうしてここまで注目されるようになったのでしょうか。

個人的な見解ですが、ほんの少し前まで、もしくは今も一部ではダイエットや健康を意識した食事と言うととにかく「低カロリー・低脂質」ということが前提だったかと思います。
そのせいもあって油があまり使われない、低脂質で低カロリーな日本食に注目が集まったのではないかと思います。
少し語弊があるかもしれませんが他の国の食事、例えばアメリカなどではフライドポテトやハンバーガーなど油が多量に使われ、カロリー的にもかなりのものになる食事が多いのではないでしょうか?
そうした食事と比べると確かに日本食は健康的に思えるのかもしれませんね。

2つ目に日本食は野菜や魚、豆など健康に良いと言われる食品を豊富に使っていることが挙げられます。
日本食の代表的なものといえば、焼き魚、寿司、刺身、納豆、味噌汁や野菜を沢山使った料理(具体例が出せずすみません 汗)がありますよね。
どうしても一般的には「肉や油は健康の敵!」「野菜や魚は体に良い」という考えが普及しているせいか、そうした食品が使われているものを見ると「これだけ健康に良い食べ物が使われているなら、食べれば健康になれるに違いない!」と考えてしまうのかもしれませんね…。

しかし、そんな一見間違いなく体に良いように思われる和食ですが、考えてみると色々な面でデメリット、ここで言えば糖尿病になりやすかったり健康的ではない(?)かもしれない要素もあるのです。

まず1つ目にタンパク質量がかなり少ないこと。
確かに大豆製品や豆、魚などタンパク質が含まれる食品を食べているかもしれませんが、吸収効率、アミノ酸スコア(タンパク質の吸収されやすさ)、含有タンパク質量という点で見ると、お肉がタンパク質の中ではトップクラスとも言えるのです。
タンパク質が不足した食事をしていては、体の組織が壊れても修復されず、どんどん衰え、筋力も低下し病気になりやすくなったり、将来寝たきりになったりと様々な健康的な問題につながりかねません。そして何よりタンパク質が少なく、先程もお話したように脂質も少ない、つまりほとんどが糖質の食事ということですから血糖値への影響が非常に大きくなるのは言うまでもないかと思います(汗)

魚も最近は何かと注目されていますが、いくら魚をとっていても糖質も同時に、しかも大量に摂ってしまっては逆効果になってしまいかねません。
野菜に関しても、肉じゃがや里芋の煮転がし、さつまいもの甘煮など根菜、特に芋類は糖質が多くなってしまいますよね。
そう考えるといくら一見健康に良い食べ物でも健康とは限らない場合があると言えるのではないでしょうか。


2つ目に味付けです。
以前魚と日本人に関する記事でお話したように、どうしても和食はご飯と一緒に食べるということが前提とされていますので味付けが濃くなりがちです。それによって高血圧になりやすいということは何となくわかっていただけるかもしれませんが、味付けが濃く、ご飯を一緒に食べるということはこれまた血糖値が上がりやすくなるということですね。
更に、和食の味付けは皆さんお好きな方も多いかもしれませんが言ってみれば「甘しょっぱい」「甘辛い」味付けが多いですよね。
甘、というものが欠かせないということです(笑)

他の国では料理にあまり甘い味付けはされないかと思いますが、これもご飯を沢山食べるために、ご飯がすすむように意識した味付けになるためどうしてもそうなってしまうのでしょう…。

砂糖やみりんなどがかなりたくさん使われることになりますし、それだけでも血糖値に影響しやすいのに、そこに「ごはんがすすむ!」といってお米をかき込むように食べては…血糖値はとんでもないことになってしまいますよね!

こうして考えてみると健康に良いと言われる和食は、実は糖尿病患者を更に増やしている一員になっているかもしれないですよね。

和食ももちろん悪い訳ではありません!野菜を沢山食べることは食物繊維、ビタミンミネラル補給にはとても良いですし、魚も食べ方次第ではむしろ肉より良いところが沢山あることも否定できません。ただし、糖尿病や血糖値という点で見ると少し考えた方が良いかもしれません…。

今回はそんな和食と日本人と糖尿病について考えてみました。
個人的にはやはり日本でもっと高タンパク食が広まらないかと願うばかりです(笑)

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そんなわけで今回はこれで失礼します。ご閲覧ありがとうございました!

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