食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

おなかいっぱい!でも心と体は悲鳴をあげている?ほとんどの人が当てはまるかも…。いつの間にか栄養不足の対策と改善策

こんにちは、りょうです。

栄養不足の恐ろしさについて改めて考えるシリーズ第3弾です。

前回の最後にお伝えしたように今の時代、早く簡単に美味しく食べられるもの、が沢山あり、そういったものでお腹を満たすことは当たり前のようになってきています。また、そういったものだけでなく、スイーツや話題のグルメなど本当に飽食の時代と言っても過言ではないかもしれません…。ハンバーガー、丼物、カレー、立ち食いそば、パンケーキ、サンドイッチ、ケーキやドーナツなどなど…。しかし、そのようなものを食べてお腹は満足して、気持ちも一時的に幸せになったとしても、それらを食べることで健全な心や体の維持に欠かせない栄養素、ビタミン、ミネラルは枯渇していき、どんどん心身ともに蝕まれ、気が付かないうちに隠れ栄養不足に陥ってしまう方も多いのが現状です。

今回は実際に、そんな栄養不足と思われる状況になったら、糖質や添加物の多い食事をしてビタミンやミネラルの不足が思いあたったり、精神や身体に何らかの不調を感じるようになった時にどう対処するかについて考えていこうと思います。

今までお話してきたように、そういった栄養不足は市販のサプリや健康食品、栄養補助食品を取っていても、食事に気を使って自炊を心がけていても陥ってしまう可能性はありますので健康を意識しているという方も参考にして頂ければと思います。

①治療に必要な栄養が「きちんと含まれている」サプリメントを選んで利用する

サプリメントは効果がなかったり逆に栄養不足になるんじゃなかったの?と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、ここであらかじめサプリメントについて、お伝えしておきたいのは、今までお伝えしてきたことが当てはまるのはあくまで「日本の市販のサプリメント」のことだという点です。

何度かお話している通り、栄養療法で不調改善のために要する栄養の量は栄養摂取基準で定められたものの何倍、何十倍にもなります。

そんなに摂取したら過剰症にならないかと心配する方もいらっしゃいますよね(苦笑)
しかし、考えてみてください。今まで失ってきた長い時間をかけて失ってきた栄養素を元に戻すのです。普通の人と同じ量を摂っていて、取り戻せるでしょうか。
例えるなら、マラソンで既に大きながついてしまっている相手に勝つためには、相手と同じペースで走っていては追い抜いたり追いつくことすら出来ませんよね(笑)

どうしても過剰症、副作用というものを不安に思う方は多いのですが、自分も以前はそうだったので気持ちは痛いほどわかります。
しかし、これも繰り返しになりますが栄養摂取基準はあくまで目安、また、あくまで統計的に算出した数字です。
体格、発熱量、食べたもの、健康状態、筋肉量、運動量、生活スタイル、更には元々などなど全ての人が同じにはなりませんよね。また、体質的な関係で栄養を他の人より多く必要としたり、ストレスや病態時には栄養を多く必要としたりと考えていくと、一人一人必要な栄養素の量は全く異なり、栄養摂取基準ではとうてい計算できるものでは無いということが感じていただけるかと思います。

それともう1つ付け加えるなら、もし過剰症になってしまったら、その症状が出た時に減らしていけば良いのではないか?ということです。

②食事を見直す

健康食品や栄養食品は確かに便利ですが、こういったものはあくまできちんと食事を摂ったうえで補助として使うものです。それが主だと考えて食事がわりに摂っていては栄養不足にもなってしまいますよね(苦笑)
いくら1日分の〇〇などと書かれていても、先程のサプリの話と同じように本当にその成分が含まれているか分かりませんし、自分に必要な量かどうかは保証できるものではありません。

また、いくら自炊をしていても、どんなものを食べているか見直すことも必要かもしれません。簡単に出来るからとパスタや麺類、丼物で済ませたり、粉物が多かったり、お菓子や甘いものをよく作って食べていませんか?
また、揚げ物が多かったり砂糖を沢山使った甘い味付けが好きということはありませんか?
砂糖を使わないと言っても市販のタレやソース、ドレッシングなども意外と使われている糖質は多かったり添加物、人工甘味料の心配はあります。ノンオイルという商品やカロリーハーフというものも一見健康的に思えますが実は砂糖や添加物が多用され健康的ではないなんてことも少なくありません。

また、野菜を使った料理を作っているから安心…とも限りません!
野菜を食べていてもタンパク質がきちんと摂れていなかったり、調理の仕方によって栄養を損なってしまっていたり、食べ合わせによって栄養が吸収されにくくなっていたりなと様々な要因で一見健康そうな野菜を食べていても栄養不足になることは考えられます。

最低でも1食につき肉や魚なら手のひらに乗る量を1~2つ分、卵なら1つ分以上など、タンパク質を豊富に含む食品を積極的に取るように心がけて頂きたいです。
また、野菜もものによって油と一緒に摂ったり、加熱したり、レンジを利用して調理したりと栄養効果を高める食べ方を選んで食べたいですね。
そして何より糖質、甘いもの、揚げ物、添加物を多く使った食品の食べすぎには1番注意が必要です。
朝はサンドイッチ、昼はパスタや麺類、夜は丼物やワンプレートご飯など当てはまる方いらっしゃいませんか?
また、そうでなくてもお菓子をよく作って毎食後につい食べてしまう、食事を控えめにしてそういったお菓子や甘いものをよく食べてしまうなんてことはありませんか?
知らないうちに体に必要な栄養を削っているなんてことになっているかもしれませんよ…。

ここまで2点お話してきましたが、当てはまる方もいらっしゃったかと思います。
今からでも遅くはありませんので少しずつ、できる範囲で変えていくことで今抱えている不調が改善したり、長年の悩みから解放されたり、本当に健康で自分のやりたいことに熱中したり、仕事や勉強にもっと力を入れられるようになるかもしれませんよ…!

少し長くなってしまったので記事を分けてもう少しお話させていただければと思います。

人によっては「当たり前のこと」と思われるかもしれませんが、意外とそれが忘れられたり、実行するのが難しいということもありますよね。

あくまで自分にできる範囲で、少しずつやってみて欲しいと思います。無理に変えようとしたり、一気に変えてしまうとストレスになって長続きしない、更に食生活が乱れてしまうという可能性もあります(汗)その点には1番気をつけていただきたいです…。

今回はこれで失礼します。ご閲覧ありがとうございました。