食事で変える心と体

心身の不調を食事や栄養で改善するための情報を発信します。たまに個人的な雑記や気になった話題についても書きますのでご了承下さい(笑)

家畜と人と糖質と。食べるものによって肉質や栄養価が変わる?糖質が鳥や牛、豚に与える影響は人間にも及ぶかもしれませんよというお話

こんにちは、りょうです。

だんだんクリスマスや年末も近づいてきて、ご馳走を食べる機会が増えるこの時期。色々なお肉料理も食べますよね?
ローストビーフ、すきやき、ステーキ、煮豚、ローストポーク、鳥の丸焼き、鶏ハム、中にはフォアグラを食べるなんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんなお肉について今回は記事にしていこうと思います。

私たちが普段食べているお肉ですが、脂身が多いものから赤身のもの、部位によって肉質や味わいが違うことはもちろんですが、育てている国つまりどこ産のお肉かということでも肉質が違いますね。
例えば牛肉。アメリカ産のお肉であれば赤身が多いのに対して日本産のお肉は脂身が多いものが大半ですよね。
そして、その脂が美味しいと最近では海外の方も日本のお肉に注目しているという話もあるそうです…。
皆さんの中にもお肉の脂身が美味しい、あのとろけるような感覚がいい!やっぱり高いお肉の脂は違うと思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、どこからその違いは来るのでしょうか?

答えを言ってしまうと、家畜が食べたものに由来するのです!

日本の脂身が多いお肉、牛は何を食べているかご存知でしょうか。
牛といえば草をむしゃむしゃ食べるイメージがありますが、日本の牛はというと、お米やトウモロコシなどの穀物を食べているのです。つまり私たちが主食と考えるものと同じようなものを食べていることになるのですね。
それに対してアメリカの牛は何を食べていると思いますか?
…日本とおなじ穀物、ではないのです。アメリカで育てられている牛の方が実は自然とも言える牧草を食べているのです。
もう一度考え直してみますとアメリカ産の牛は赤身が多いのに対して日本の牛は脂が多い傾向にあります。
そしてアメリカの牛は牧草を、日本の牛は穀物を食べています。
まとめますとこのようなことも考えられるのではないでしょうか
穀物(糖質)を摂取→脂質が増える
・牧草(糖質以外)を摂取→脂質は増えない

つまり家畜も、糖質の摂取により体の脂肪が増加し、肥満(?)とも言える状態になってしまうかもしれないということです。

最近になって人の糖質摂取によって糖が脂肪に変わって蓄積され、結果として肥満の原因になるということがしばしば言われるようになりましたが、それが家畜にも言えるということはあまり取り上げられないことかと思います。

このことはフォアグラについて考えてみると分かりやすいかもしれませんね。
フォアグラはガチョウの肥大化した肝臓ですよね。
肥大化するということは脂肪が蓄積するということ。肝臓の脂肪はどのように蓄積するか、そしてフォアグラがどのように作られるか、この2点を考えてみますと納得していただけるかと思います。
先程もお話しましたが過剰な糖質の摂取によって余った糖は肝臓に蓄積します。そしてフォアグラの原料となるガチョウは何を食べさせられるか、知らない方も多いのですが、その大半はトウモロコシなどの穀物だと言われているのです。
つまり糖質の摂取によって脂質の増えたガチョウの肝臓…ということになってしまうのですね(フォアグラ好きな方、すみません…)

このことは他の豚や鶏にも言えることです。

確かにお肉の脂は美味しいかも知れませんが、最近は赤身肉がブームになっていますよね。
赤身肉は健康に良いから、と言われていますが上のようなことも考えるとそれもうなずけるかと思います。

そして何より、本来食べるものではないと言えるようなものを食べて育てられる家畜をどう思うか、ということも難しい問題かと思います。

確かに牧草で育った牛肉や羊は臭みがあって…という方も多いですよね。でも、それが本来のお肉の味わいなのかもしれません。最初は慣れないかもしれませんが食べているうちにだんだんその癖が好きになったという方も少なくないそうです。

自分たちの体のためにも、そして家畜のためにも?私たちがそうしたお肉を選んで食べるようにしていけば、そうした自然な食べ物で育ったお肉の需要が増えれば、牛や豚や鶏も自然に育ち、人が食べるお肉の質も良くなるかもしれません…。

なんだか動物愛護団体のような語り口になってしまいましたね(汗)

少し複雑な話になってしまいましたが、今回お伝えしたかったのは

糖質は人だけではなく家畜にとってもあまり良い影響は無いかもしれません

ということですね…。

これを機会に海外のお肉も敬遠せずに食べてみてはいかがでしょうか。ホルモンや抗生物質が…と気にする方もいらっしゃるかと思いますが、日本に輸入されるお肉はきちんとそうした薬品やホルモンなどの規制がされていますので過度に心配する必要はないとも言われています。
もちろん、脂があるお肉も美味しいですし、たまに食べる分には良いかも知れません(苦笑)
今回はそんなお肉と糖質に関するお話でした。

今回はこれで失礼します。ご閲覧ありがとうございました!
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